kokoton安曇野紀行#8

2001年4月14・15日の春の北安曇野


◆松本城と安曇野から廻る

kokotonこの春の安曇野行きは、4月の第2週の週末でした。
早朝に東京を出て、桜の散り始めた松本城(写真左)を訪れ、安曇野で雪の残る常念岳と桜の風景(写真右)を眺めてから北安曇野に入りました。

◆早春の北安曇野・八坂村

北安曇野・八坂村の風景です。

春の遅い山中の八坂村の後ろには北アルプス・白馬連峰が白い雪に光っています。平地の大変少ないここでは、この様な風景が当たり前の姿です。

なんともイイ感じなのです。大き目の写真でその雰囲気をお楽しみ下さい。まるで箱庭のようでしょ。こう言う処で深呼吸なんかすればもうリフレッシュもいいとこ!

◆春の始まった山道を歩く(小松尾)

この3枚の写真は、小松尾という集落を通っている山道です。

かつてはメインの通りだったこの山道も今では地元の人さえも殆ど使う事はありません。車で廻る事ができるようになってからは山の中に残った畑の作業や、お墓参り、山菜摘み等で使われるくらいです。

下の右写真はそんな山道を上がった尾根線沿いの道です。
ご覧の通り、広いです。ここ八坂村は各集落が尾根線沿いに繋がっている感じなのです。写真の右側ももちろん崖ですよ、尾根線ですから。

kokotonは、こんな処を歩きながらポツポツと現れ始めた春を探しながら楽しむわけです。

◆地元の知人と会ったりする

天然モノのワサビ

地元のお友達にも、車で運転しているとひょこっと会ったりする。これがまた楽しい。家族全員で山菜摘みの最中でしたが奥さんは写真を撮られると魂を抜かれると言って居なくなってしまいました。(ハハハ、もちろん嘘嘘)

写真の山菜は、その時にいただいた天然ワサビです。ここ八坂村では涌き水の流れるところに天然ワサビがあります。
ただの山菜摘みじゃ無いわけですよ。

◆廃村(栗尾平)に訪れる

毎年毎年、住む人が居なくなり山中の集落が廃村となっていく八坂村。

山道を辿ればそんな廃村の一つ"栗尾平”に着きます。
普段の生活には無い世界にまるで時間が止ったような感じです。特に良く晴れた穏やかな日には風の音だけが住む人の無くなった集落を通りぬけて行きます。

◆大洞の道祖神を起こさなくては!

今回も、山中の集落の道祖神を捜し歩きました。

これは大洞という、住む方が一軒になってしまった集落の道祖神です。
藁で守られた道祖神は倒れていました。(写真左下)
そこで、この道祖神を奉っていらっしゃる寺島さん(写真一番下)と一緒に起こしました。
右の写真の上の方にある木の袂に本当は有ったのですが、転げ落ちてからこの場所に置かれることになったそうです。

ここの道祖神も3年後には、集落共々山から下りることが決まっているそうです。

下の写真は、大洞最後の住人となった寺島さんです。ここで作られている葉タバコはどうなるのでしょうか。
  

◆山里の村も麓の景色は山桜


◆帰りは安曇野・穂高に戻ってから

最後は安曇野の中心地である穂高に廻って、穂高の知人と親交を暖めて帰るわけです。

この写真は、穂高と言えばワサビ田なので桜と一緒の写真です。ただ桜とワサビ田が一緒と言うだけの写真だったりして (^^;

そんなわけで1泊2日の安曇野行きは終わり、渋滞を避ける為に遅い東京に辿りつくわけです。

今回も一点紹介していますが、山中の道祖神も相当数集まっているのでそろそろまとめなくてはと思っています。

back to 安曇野の気持ちのいい風景ギャラリー