廃村、高合の道祖神 北安曇のお隣にある廃村、高合(たかお)。 そこは明るい日の当たる別天地。 そこにもひっそりと道祖神が残されていた。 |
◆高合への道
高合への道は、やっぱり山の中。しかし、道無き道を行くと言う感じではない。ご覧の通りの道は有る。しかし、断崖絶壁に道を作ったと言う風情だ。 左の写真では良くわからないかもしれないが、実際に歩いて見ると谷側は木が有るから良いものの覗くのはヒヤリものだ。 高合へはこんな山道を辿っていく。 |
◆高合の集落
高合の入り口 入梅前には既にこの様な草茫々の状態だ。 しかし、南向きの斜面に2〜3戸の家が立つ 雰囲気は廃村とは言え、心和む雰囲気がある。 |
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高合の中心 人が住んでいても全く不思議は無い。 そんな感じの高合廃村。kokotonが 見てきた廃村の中でも1・2を争う美し いシチュエーションだ。 |
◆高合の道祖神
頁頭のアップの写真に見える様に、像は苔に覆われていた。中区の彫りの無い 握手像は高合の集落の裏山の杉林に立ち、下に走る道を見下ろしている。 |
天保年代に作られたこの道祖神は、片方に庚申塔もう片方に聖観音(資料によると月待塔)が奉られている。 そして、その周りには夥しい数の丸石と陽石が飾られているのだ。道祖神の右下には円筒形で筋状の彫りが有る、やはり道祖神とも思しき石柱もある。 道祖神は、集落を見下ろすと言うよりも集落から上へ伸びる道をちょうど南を向く様にして正対している。 |
◆高合への道part2
高合へは途中まで車で行ける。 と言ってもごらんの様なありさまだが・・・・・。 |
ここ高合は、山中の廃村としては道もはっきりしていてわかりやすいだろう。道祖神も集落裏山に抜けていく山道の杉林に有る。もっとも何の情報も無くて入りこんで探すとなると、それなりに時間は必要となる。